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特報

Introduction

解説

実際の障害者殺傷事件を題材に、2017年に発表された辺見庸の小説「月」。

本作は、『新聞記者』、『空白』を手掛けてきたスターサンズの故・河村光庸プロデューサーが最も挑戦したかった原作だった。

それを映画化するということは、この社会において、禁忌タブーとされる領域の奥深くへと大胆に踏み込むことだった・・・。

オファーを受けた石井監督は、「撮らなければならない映画だと覚悟を決めた」という。その信念のもと、原作を独自に再構成し、渾身の力と生々しい血肉の通った破格の表現としてスクリーンに叩きつける。

そして宮沢りえ、オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみといった第一級の俳優陣たちもまた、ただならぬ覚悟で参加した。本作は日本を代表する精鋭映画人たちによる、最も尖鋭的な総力をあげた戦いだといっても過言ではない。

もはや社会派だとか、ヒューマンドラマだとか、有り体の言葉では片づけられない。

なぜならこの作品が描いている本質は、社会が、そして個人が問題に対して見て見ぬふりをしてきた現実をつまびらかにしているからだ。本作が世に放たれるーそれはすなわち、「映画」という刃が自分たちに向くということだ。覚悟しなければならない。そう、もう逃げられないことはわかっているからー。

Story

物語

深い森の奥にある重度障害者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋子(宮沢りえ)は書けなくなった元・有名作家だ。彼女を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにするが、それを訴えても聞き入れてはもらえない。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだった。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく――

Cast

キャスト

宮沢りえ

堂島洋子

磯村勇斗

さとくん

二階堂ふみ

坪内陽子

オダギリジョー

堂島昌平

Staff

スタッフ

石井裕也 監督・脚本

1983621日、埼玉県出身。

大阪芸術大学の卒業制作として監督した作品『剥き出しにっぽん』(’05)が、第29回ぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞。

37回日本アカデミー賞で『舟を編む』(’13)が最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞。

他の監督作に、『ぼくたちの家族』(‘14)、『バンクーバーの朝日』(‘14)、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(’17)、『町田くんの世界』(’19)、『生きちゃった』(’20)、『茜色に焼かれる』(’21)、『アジアの天使』(’21)、『愛にイナズマ』(’23)などがある。

河村光庸 企画・エグゼクティブプロデューサー

1949812日生まれ、福井県出身。

08年にスターサンズを設立。12年、製作・配給をした『かぞくのくに』(ヤン ヨンヒ監督)で同年の映画賞を席巻。17年には『あゝ、荒野』(岸善幸監督)が日本アカデミー賞(最優秀主演男優賞)受賞のほか、各賞の話題を集め、その後も『宮本から君へ』(19/真利子哲也監督)、『ヤクザと家族 The Family』(21/藤井道人監督)、『空白』(21/吉田恵輔監督)、『ヴィレッジ』(23/藤井道人監督)などをプロデュース。映画『新聞記者』(19/藤井道人監督)では日本アカデミー賞で作品賞を筆頭に6部門で優秀賞を獲得した。

本作の撮影直前となる2022611日、逝去。

鎌苅洋一 撮影

1979年生まれ。

『俳優  亀岡拓次』(’16 横浜聡子監督)で商業映画デビュー。『映画  夜空はいつでも最高密度の青色だ』(’17)『茜色に焼かれる』(’21 共に石井裕也監督)、『花束みたいな恋をした』(’21 土井裕泰監督)、『1秒先の彼』(’23 山下敦弘監督)、などで撮影を担当する。

公開待機作として『笑いのカイブツ』(’24 滝本憲吾監督)が控えている。

長田達也 照明

1952年山梨県出身。

1983年より映画の照明技師としてデビュー。『Shall we ダンス?』(96)で日本アカデミー賞最優秀照明賞を受賞。石井裕也監督作品『舟を編む』他8作品で日本アカデミー賞優秀照明賞を受賞。主な作品『シコふんじゃった。』(92)『ウォーターボーイズ』(01)『陰陽師』(01)『壬生義士伝』(03)『それでもボクはやってない』(07)『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』(09)『空飛ぶタイヤ』(18)『カツベン!』(19)『茜色に焼かれる』(21)他多数の作品に参加。

2020年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。

髙須賀健吾 録音

『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17/石井裕也監督)で毎日映画コンクール録音賞を受賞。

これまでに『ミックス。』(17/石川淳一監督)、『あいあい傘』(18/宅間孝行監督)、『春待つ僕ら』(18/平川雄一朗監督)、『映画 コンフィデンスマンJP 全シリーズ』(1922/田中亮監督)、『滝沢歌舞伎 ZERO The  Movie』(20/滝沢秀明監督)、『胸が鳴るのは君のせい』(21/高橋洋人監督)などがある。

岩代太郎 音楽

東京芸術大学大学院修了。

国内外を問わず数多くの映像作品の音楽を担当。映画「血と骨」「春の雪」「蝉しぐれ」「利休にたずねよ」「Fukushima 50」「キネマの神様」で日本アカデミー賞優秀音楽賞、「闇の子供たち」で毎日映画コンクール音楽賞を受賞。またジョン・ウー監督『レッドクリフ』『The Crossing』『Manhunt』、ボン・ジュノ監督『殺人の追憶』も手掛ける。TVでもNHK連続テレビ小説「あぐり」、大河ドラマ「葵・徳川三代」「義経」なども担当。

2018年より、演劇と音楽のあたらしいカタチの舞台「奏劇」を企画し、自らの原案・作曲・演奏で公演を行っている。

Comments

コメント

著名人からのコメント *敬称略/50音順

雨宮処凛(作家)
『相模原事件裁判傍聴記 「役に立ちたい」と障害者ヘイトのあいだ』著者

「彼」はおそらく嗅ぎつけていたのだ、私たちの中にある「内なる優生思想」を。観る者すべてが試され、揺さぶられ、問われる覚悟の一本。

岩井志麻子(作家)

きれいごとの何が悪い。事実の追求や真実の究明より、きれいごとをいかに事実や真実に近づけられるか、そこに懸命になることが生きることであり、そのきれいごとを信じられるのが人間である。

恩田泰子(読売新聞編集委員)

石井裕也監督の「月」は、広く公開され、たくさんの人に届けられなければならない。
この映画は、苛烈にして誠実な表現をもって、人や社会をぬくぬくとくるんできたきれいごとを剥がし、見ているふりをして見ていなかったこと、考えているふりをして考えていなかったことを突きつけてくる。もう逃げたり、ひるんだりしているわけにはいかない。
カオスの中でつつましくまたたく希望のかけらを見つけ出すために。この映画から、しっぽを巻いて逃げ出したら、それこそもう絶望しか残らないのだ。

見城徹(編集者)

この社会に蔓延る[嘘と現実]、[善と悪]、[建前と本音]の判断を宙吊りにしたとてつもない映画だった。「月」は誰もが当たり前のように見ているが、実は誰も本当に存在しているのか解らない曖昧なものでもある。しかも、「月」は太陽の光に照らされて様々に姿を変える。だから、「月」はロマンチックな影を人間の心に落とすのだ。オダギリジョーと宮沢りえ夫婦が直面する[圧倒的な現実]と磯村勇斗の心に影だけを落とす[月]はライバルのように激しくせめぎ合う。後半は磯村勇斗の狂気(=ルナティック=月)を誰も否定出来なくなるが、ラストに宮沢りえがオダギリジョーにかける一言がこの映画を万感の想いで支えている。
身動きも出来ないまま観終わって、まだ映画に犯されている。世に問うべき大問題作にして大傑作の誕生。石井裕也監督、此処にあり。凄過ぎる。

佐藤幹夫(ジャーナリスト・作家)

以前、「辺野古·フクシマ·やまゆり園」というタイトルの原稿を書いたことがある。いずれも戦後の長きに渡って、私たちの社会は、ここにある過酷な現実を「なかったこと」にしてきた。豊かで快適な暮らしを送るためである。
ところがある時期から、その現実が「目をそらすな」と叛乱を起こし始めた。津久井やまゆり園事件という、重度障害者施設やそこで暮らす人々の問題もそうである。私などのようにこの業界で50年も生きてきた者にとっては、今ごろになって「重度障害者が」などと騒がれると、皮肉の一つも吐きたくなるのだが、ともあれ、まずは本作を観ていただきたいと思う。
賛否はいろいろとあるだろう。自分の中のどろどろしたものが引き出され、顔をそむけたくなり、つい席を蹴って立ち去りたくなるかもしれない。それでも最後までここに描かれた現実と(つまりは皆さん自身と)、向き合っていただきたいと思う。

私がぜひとも注目してほしいと感じたところ。俳優さんたちの「虚実」のあわいで揺れ動く、むしろ苦悶さえ感じさせる表情(これまで、「キレイゴト」をめぐる不安や怖れがこのように演出された例を、私は知らない。この映画は「表情」の劇ではないかとも思えた)。そして時に映し出される、重篤の障害をもつ当事者の人たち。彼らは自身の「存在そのもの」を訴えるような、まっすぐなまなざしをこちらに向けていた。私は、よくこんな絵が撮れたものだと、しばし感嘆した(エンドロールでは、彼ら全員の絵をつないで映し出してほしかった。じつは彼らこそがこの映画の「陰の主役たち」ではないか。そんなこともまた考えた)。

そしてもう一つ、監督は文字通り死に物狂いになって、ひとかけらでもいいから、どこかに「希望」はないのかと苦闘しているように思えた。本作には、原作にはないいくつかの仕掛けが施されているのだが、二つだけ挙げるならば、一つは冒頭のシーンが示すように東日本大震災とまっすぐにつながっていることである。もう一つが、カップルを含む「三様の家族劇」としたことである。そこに重要なヒントがあるのではないか。私はひそかにそうにらんでいるのだが、ともあれ「希望の有無」をめぐる答えは、劇場を出た後の皆さんにゆだねられることになる。「月」が照らすのは、じつは皆さんや私の姿でもある。

シトウレイ
(ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト)

意思疎通が図れない人間は生きる権利があるのか否か。
その答えを観る人に投げかける。
理性や善意、倫理や好意。
自分自身の価値基準が(図らずも)炙り出されてしまう作品。

ダイノジ・大谷(芸人)

なんと切実な映画なのだ。
人間の猛々しい剥き出しの慟哭が刻まれたような映画だ。
いつもそうだ。
月はいつも僕たち人間の隠しておきたいことや伏せておきたいことを照らしてきやがる。
本当は観たくなかった映画なのかもしれない。
そうか、この映画『月』こそが月そのものなんだろう。
僕に突きつけてくる。我々が加害者でないと言い切れるのか、と。 
後ろめたい自分を炙り出す。
きっとどうしようもなく悲しいけどどうしようもなく優しいものなんだろう、人間というものは。
生きることを諦めてしまわぬように人間を諦めてしまわぬように。
観終わって今も祈り続ける。
観て本当によかったと思えた映画でした。
さぁ僕はどうしようかな。
それでも僕はやっぱり言いたいのよ、世界は素晴らしいと人間はきっと優しいものなんだと。

希望を捨てるなと月が今日も僕らを照らすよ。

高橋源一郎(作家)

『月』を観て、名状し難い感銘を受けた……と書いて、これは正確ではないと思った。ぼくが感じたものは、もっとずっとやっかいで、ことばにするのが難しいものだった。
『月』では、障害者施設を襲い、そこに収容されている人たちを殺傷した現実の事件とその犯人らしき人物がモデルとして描かれている。そこには重い問いかけがある。どんなことばもはね返してしまうような強烈な問いである。だが、その問いよりもさらに強く、訴えてくるのは「月」だと思った。映画全体をひたしている「月の光」だ。
「太陽の光」はまぶしく、すべてのものを照らし尽くす。そこではすべてが見えてしまうだろう。世界の隅々までまでくっきりと。けれども、「月の光」はちがう。ぼくたちひとりひとりを個別に照らすか細い光である。その淡い光の下でだけ、ぼくたちは「個」になるのだ。
 登場人物の多くは、「ものをつくる人」である。そして、同時に「うまく作ることができない人」でもある。彼らは淡い「月の光」の下でそのことを知る。そこで生まれてくるものがある。そこでしか生まれないものが。それがなになのかぼくにはよくわからない。『月』は、あまりに強烈なテーマを扱っているので、もしかしたら観客は、そちらに視線を奪われるかもしれない。そうではない。もっとずっと繊細で、実はおぼろげなものが、そこにある。それは「生きる」ということなのかもしれない。もう一度書くが、ぼくにはその正体がはっきりとはわからない。わからないまま、ぼくはうちのめされていた。ぼくもまた、この映画が発する「月の光」の下にいたのだ。

武田砂鉄(ライター)

あの表情、つまり、「生産性がないんだから」と開き直った彼の顔に、私たちはどんな言葉をぶつけることができるのだろう。

西村博之(元2ちゃんねる管理人)

『人の命は平等』と嘯く人も、自分の手は汚さず、誰かに負担を押し付ける社会。そして、見て見ぬふりをしてるのは貴方も一緒ですよね、、と、観客まで立場を問われる映画。

フィフィ(タレント)

私達は障害者の気持ちに寄り添っているようで、見たくないものは見ないし、聞こえない声には耳を傾けない。

綺麗事ばかりで嘘つき、この世の中こそが普通じゃないそう何度も問われて、本心が抉(えぐ)られていく。

北條誠人(ユーロスペース支配人)

私がいちばん惹かれたのはこの作品がもっている覚悟です。

決して気持ちよく観続けることのできる作品ではなく、否の声も多々でてくることと予想されます。ただ観続けていくことで、役者さん、とりわけ宮沢りえさんの表情や陰影が深い撮影、思い切りのいい編集、セリフの息づかいなどかなりの覚悟で臨まなければこれだけの作品には仕上がらなかったと思います。

石井裕也監督の今の気持ちが強烈に伝わってきました。

森直人(映画評論家)

石井裕也が命がけでぶん投げてきた灼熱の問題提起の豪球。
我々にできるのは、火傷しながらも全身で受け止めること。
『月』は告げる。もう見え透いた嘘はやめにしよう。
本気の表現しか響かない新しい時代が目の前に来ている。

キャスト/スタッフからのコメント

宮沢りえ

私が演じた洋子の心は、ずっと、今も私の中を旅しています。
この映画を観てくださった方と、その旅の先にある「何か」を掴みに行きたいです。

磯村勇斗

撮影期間中、「人」とは何か。「生きる」とは何か。ずっと考えていました。
その答えを出すことに、恐れさえ抱いていました。
でも、これは決して他人事ではなく、綺麗事を捨て、僕たちは向き合わねばならない。
今はただ、この映画を観てもらいたい。対面して欲しい。そう思っています。

二階堂ふみ

この作品について、ずっと答えを出せずにいます。
そして、答えを出すべきではないとも思ってます。
命に対して私たちは容易く傍観者になってしまう。しかしこの現実を真っ直ぐ見つめ、私たちの問題として考えたいと思い現場に参加させて頂きました。

オダギリジョー

人間は自分勝手で傲慢で、冷酷で残酷な生き物だ。
ただ、この作品が描いているのは、そんな人間の温かみであり、思い遣りであり、何ミリかの可能性である。全ての人間に突き刺さる未来への希望だ。

監督・脚本:石井裕也

この話をもらった時、震えました。怖かったですが、すぐに逃げられないと悟りました。撮らなければいけない映画だと覚悟を決めました。多くの人が目を背けようとする問題を扱っています。ですが、これは簡単に無視していい問題ではなく、他人事ではないどころか、むしろ私たちにとってとても大切な問題です。この映画を一緒に作ったのは、人の命や尊厳に真正面から向き合う覚悟を決めた最高の俳優とスタッフたちです。人の目が届かないところにある闇を描いたからこそ、誰も観たことがない類の映画になりました。異様な熱気に満ちています。宮沢りえさんがとにかく凄まじいです。

プロデューサー:長井龍

目の前の問題に蓋をするという行為が、この物語で描かれる環境に限らず、社会の至る所に潜んでいるのではないか、という問いが映画『月』には含まれています。
障害福祉に従事されている方にも本作をご覧頂き「この映画を通して、障害者の置かれている世界を知ってもらいたい」という言葉も預かりました。本作を届けていく必要性を改めて噛み締めています。そして、映画製作を通して、この数年で障害福祉の環境が変わろうとしている現実も目の当たりにしました。そのこともまた、社会の持つ可能性のひとつだと信じています。

宮沢りえ

堂島洋子

197346日、東京都出身。

1987年、初代「三井のリハウス」CMに初代リハウスガールとして出演しブレイク。翌88年に『ぼくらの七日間戦争』の主演で銀幕デビューを果たし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。『華の愛 遊園驚夢』(’02/ヨン・ファン監督)で第23回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞、時代劇『たそがれ清兵衛』(’03/山田洋次監督)、『紙の月』(’14/吉田大八監督)、『湯を沸かすほどの熱い愛』(’16/中野量太監督)で3度日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝く。

舞台でも高く評価され、18年には読売演劇大賞の大賞・最優秀主演女優賞を受賞する。

近年の出演作品に舞台「泥人魚」「アンナ・カレーニナ」、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、映画「決戦は日曜日」「アイ・アム まきもと」などがある。

磯村勇斗

さとくん

1992911日、静岡県出身。

中学生の頃に映画を自主制作したことがきっかけで役者に興味を持ち、高校時代は地元・静岡の劇団に所属し舞台に立つ。2015年ドラマ『仮面ライダーゴースト』(’15’16/テレビ朝日)で仮面ライダーネクロム・アラン役を演じ注目を集め、その後、連続テレビ小説『ひよっこ』(’17/NHK)でヒロインの夫となる見習いコック役を演じ脚光を浴びる。映画作品では『ヤクザと家族The Family(’21/藤井道人監督)、『劇場版 きのう何食べた?(’21/中江和仁監督)で第45回日本アカデミー新人俳優賞を受賞。近年では『前科者』(’22/岸善幸監督)『PLAN 75』(’22/早川千絵監督)『ビリーバーズ』(’22/城定秀夫監督)『異動辞令は音楽隊!(’22/内田英治監督)に出演のほか、今年は『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編運命』(英勉監督)、『最後まで行く』(藤井道人監督)、『波紋』(荻上直子監督)、『渇水』(高橋正弥監督)が公開。

Netflix『今際の国のアリスシーズン2』(’22’23/佐藤信介監督)が配信中のほか、公開待機作に映画「正欲」がある。

二階堂ふみ

坪内陽子

1994921日、沖縄県出身。

役所広司の初監督作『ガマの油』(’09/役所広司監督)のヒロイン役で映画デビュー。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(’11/入江悠監督)で初主演。以降『ヒミズ』(’12/園子温監督)、『悪の経典』(’12/三池崇史監督)、『地獄でなぜ悪い』(’13/園監督)などに出演し、『私の男』(’13/熊切和嘉監督)でも圧倒的な演技力を見せている。他、『糸』(’20/瀬々敬久監督)、『大怪獣のあとしまつ』(’22/三木聡監督)が配信中のほか、『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が2023年公開予定。

オダギリジョー

堂島昌平

1976年生まれ、岡山県出身。

アメリカと日本でメソッド演技法を学び、『アカルイミライ』(03/黒沢清監督)で映画初主演。以降、『メゾン・ド・ヒミコ』(05/犬童一心監督)や『ゆれる』(06/西川美和監督)など、作家性や芸術性を重視した作品選びで唯一無二のスタイルを確立。『 悲夢 』(09/キム・ギドク監督)、『宵闇真珠』(17/クリストファー・ドイル監督他)、待機作の『サタデー・フィクション』(ロウ・イエ監督)などにも出演し、海外の映画人からの信頼も厚い。昨年は映画『ぜんぶ、ボクのせい』(松本優作監督)NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、TBS「アトムの童」の出演が話題を呼ぶ。初長編監督作『ある船頭の話』(19)は、その年の唯一の日本映画として、ヴェネツィア国際映画祭に出品。NHKドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」(脚本・演出・出演・編集)では、21年・22年と連続で放送され、東京ドラマアウォード2022単発ドラマ部門でグランプリを受賞するなど多才な活躍をみせる。現在配信中に『茜色に焼かれる』(’21)、『アジアの天使』など。最新作に菊地凛子主演『658km、陽子の旅』が7/28公開。